インストールしただけでは日本の利用環境では少々使いづらいものとなっています。
以下に日本での利用環境に合わせて必要な作業、修正ポイントを整理します。
実際の対応方法、修正方法は今後記事化していく予定です。
日本語化
VtigerCRMのベース言語は英語です。他に十数カ国の言語に標準で対応していますが日本語に関しては対応されていません。日本語で利用するためには日本語対応を行う必要があります。
ダッシュボード(トップページ)から広告削除
ダッシュボードページには広告がデフォルトで表示される仕様です。使いづらいため、この広告を削除する必要があります。
PDF印刷の文字化け対応
Vtigerには、見積書や請求書をPDF形式で出力する機能がありますが、日本語が文字化けします。
名姓→姓名 反転対応
英語環境がベースになっているため、一部の名前の表記が姓名ではなく名姓となっています。
ログインページの修正
デフォルトのログインページにはインドのVtiger社のインフォメーション記事が表示されるようになっています。
カスタマーポータルの日本語対応
VtigerCRMのアドオン機能としてカスタマーポータル機能があります。Webページを介して顧客担当者と情報のやりとりが出来る機能です。インストールそのものはアドオンモジュールをインストールするだけですが言語対応がハードコーディング(プログラムに直接書き込まれている)されているためソースを修正しないと日本語では利用できません。
主だった修正ポイントは以上になります。
まとめ
以上のようにVtigerCRMを日本の環境で利用するためには、いくつかのハードルを越えないといけません。今後対応方法などを記事化して行く予定です。ご期待ください。