今回はメニューのカスタマイズを行ってみたいと思います。

ソース(言語ファイルを除く)を修正せずにカスタマイズできる以下の2点について解説していきたいと思います。

①メニューのタイトル

標準では、マーケティング、セールス、販売管理、サポート、プロジェクト、ツールの6メニューがあります。こちらを自社向けに修正します。

②各メニューの中に表示されるモジュール

各メニューの中には選択できるモジュールが登録されています。こちらの内容を変更したいと思います。

メニューのタイトル

こちらは日本語言語ファイルの修正だけで対応できます.以下が修正対象のファイルです。

インストールディレクトリ/languages/ja_jp/Vtiger.php

修正箇所は、

83、84、1164、1165、1166、1167行目の6か所を任意の言葉に修正してください。

各メニューの中に表示されるモジュール

こちらはDBの値を追加・修正することで、各メニューに表示するモジュールとその順番をコントロールしています。

対象のテーブル名は、vtiger_app2tabになります。

[tabid]は、モジュールの番号、[appname]がメニュー名、[sequence]が並び順、[visible]は表示・非表示を表しています。

例えば、 顧客担当者モジュールをメニューのツール部分に追加したい場合は以下のレコードをテーブルに追加します。

[4] [TOOLS] [6] [1]

4番が顧客担当者のtabid、TOOLSがツールのappnameで、順番が6番目で、メニューに表示させるという具合になります。

各モジュールのtabidが何番かという情報は、テーブル名のvtiger_tabで確認することができます。

以上の内容で、修正を加えていただければ、自社向けのメニューを簡単に準備することができます。

ぜひ、トライしてみてください。

なお、作業は自己責任になります。今回はDBの値を操作しますので、事前にバックアップをとっておくことをお勧めします。