VtigerCRMの大きな特徴に設定だけでフィールド(項目)を追加できる機能があります。必要なフィールドを簡単に増やせるため自社の業務にマッチしたモジュールにできます。

今回は、VtigerCRMで追加できるカスタムフィールドのタイプについて整理していきたいと思います。

カスタムフィールドのタイプ

追加できるフィールドのタイプは15種類になります。

タイプ名設定内容備考
テキスト最大で255文字まで設定可能
少数付き整数整数部が最大で62桁、小数部は2~5桁で設定
整数部と小数部の合計が64桁が最大値
整数最大で255桁まで設定可能
パーセント
通貨最大で59桁まで設定可能
日付
メール保存後はメールのリンクとなる
電話CTI等の連携時はリンクとなるテキスト扱いのため文字も入力可能になるため注意
定義リスト値選択式の項目
URL保存後はURLリンクとなる        
チェックボックス
テキストエリアテキストタイプでは入力できない255文字以上のテキスト入力が可能
複数選択コンボボックス      複数の値を選択できる項目
SkypeおそらくSkypeのID等を入れておくとリンクになると思われる
時刻

注意点

VtigerCRMの仕様上は、カスタムフィールドの数に制限はありません。但し、MySQL(DB)の仕様上の制限から、無制限にフィールドを作るということはできません。

テキストや数値項目を中心としたフィールドであればかなりの数の作成が可能です。しかし、テキストエリアや定義リストはそのフィールドが確保してしまうデータの容量が多いため、数が多くとなるとMySQLの制限を超えてしまいフィールドの追加ができなくなってしまいます。この点だけ要注意です。

一般的な画面設計の範囲内であれば容量オーバーになることはないと思います。

以上、カスタムフィールドのタイプについて整理させていただきました。