キャンペーン機能の概要
[キャンペーン]機能は、見込客獲得のためのマーケティング活動に関する情報を管理することができます。
キャンペーンには、[顧客企業][顧客担当者][見込客][商談][予定・タスク]のモジュールが紐づけ可能です。
また紐づけされた顧客担当者や見込客宛に一括のメール配信ができます。いわゆるメールマーケティングを行うことが可能になります。送信後の開封結果をトラッキングすることもできます。
システム標準のフィールドは下記になります。
使い方
例えば展示会を例に、集客した見込客へのアプローチを行ってみましょう。
キャンペーン情報の作成
展示会の開催が決まったら、キャンペーンを作成します。例として[幕張展示会]というキャンペーン作成します。
見込客の作成
展示会で入手した名刺情報からcsvファイルを作成し、[見込客]モジュールにインポートします。この時、名刺情報以外に、上記で作成した[幕張展示会]というキャンペーン名を見込客モジュールの[説明]フィールドに取り込みます。
インポート後、フィルター機能で、[幕張展示会]と入力されたデータを抽出し、[幕張展示会]という名前のフィルターを作成しておきます。
キャンペーンへの見込客の登録
該当のキャンペーンを表示し、[見込客]のタブを開きます。
中央の[リストをロードするために。。]に見込客モジュールに登録されているフィルターが表示されます。この中からデータを登録(追加)したいフィルタを選択します。今回は[幕張展示会]を選択します。
こちらのメッセージが出ますので[Yes]を押すと[幕張展示会]のフィルタに登録された見込客のデータが登録されます。
メールの一括配信
登録された展示会の来場者の方に一括で御礼メールを出してみましょう。
登録者全員に一括送信する場合は、左上のチェックボックスにチェックを入れると登録者全員が選択されます。送信先を選ぶ場合は、個別に先頭のチェックボックスにチェックを入れてください。送信先の選択が終わったら、[メールを送信]をクリックします。
メールの作成画面が表示されます。
メールの本文はこの画面で作成することもできますが、あらかじめ[メールテンプレート]機能で作成しておくこともできます。
添付ファイルは①PC内部のファイルを直接選択するか➁VtigerCRMのドキュメント機能に登録されたファイルを指定できます。
[メールを送信]で一括配信されます。
開封確認
送信先の該当の見込客情報を表示し、メールタブを開きます。
[Access Count]のところでメールの開封・未開封が確認できます。
この送信メールのトラッキングですが、不具合がありまして、ソースの一部追加が必要です。対応方法については、別項の[トラッキングエラーの解消方法]をご確認ください。
アプローチ状況のチェック
キャンペーンに登録された各コンタクトに対するアプローチ状況を管理することができます。
キャンペーンの登録されているタブを表示します。一覧の右端、最後の項目がステータスになっています。
[接触済み-成功][接触済み-失敗][接触済み-再接触なし]から選択できます。
トラッキングエラーの解消方法
config.inc.phpファイルに以下のコードを追加します。
$email_tracking = ‘Yes’;
まとめ
マーケティング活動は管理していないとやりっぱなしになることも多いと思います。
この機能を使えば、商談データとも紐づくので、キャンペーン(マーケティング活動)単位に、どの程度の経費をかけて、どれだけの商談が生まれ、結果、どれだけの受注・売り上げにつながったのかが管理できます。
ぜひ活用していただきたい機能です。
以上になります。