顧客企業、顧客担当者、商談等、VtigerCRMでは30以上のモジュール(機能)を利用することができますが、今流行りのkintoneのようにオリジナルのモジュールを作ってみたいとは思いませんか?
Excelファイルで管理していたデータをVtigerCRM上にモジュールとして機能追加することで、複数人からの同時アクセスやデータの更新履歴などExcelでは不便だった部分を解消することが可能となります。
今回は新規モジュールの作成方法をご紹介したいと思います。
新規モジュールの作成方法
実はデパロッパー(開発者)向けに提供されている標準のツールで簡単にモジュールを作成することができます。
サーバーのCpanelのメニューから[Terminal]機能を起動します。
①[ターミナル]の画面で、Vtigerがインストールされているディレクトリに入ります。
②そこで、以下のコマンドを実行してください。デベロッパー向けのコンソール機能が起動します。
php vtlib/tools/console.php
③1から7のメニューの内、1番が新規モジュールを作成するメニューとなります。[Enter your choice:]のところで[1]を入力しEnterキーを押してください。
④[Enter module name:]のところでモジュール名を入力しEnterキーを実行。[Entity field(Name):]のところでこのモジュールのキーとなるフィールドの名前を入力しEnterキーを実行。[Creating…DONE.]と表示されればベースとなるモジュールが完成します。
⑤作成した[test]モジュールを開いてみましょう。作成したモジュールはメニューの[ツール]から開くことができます。
キー項目[Test]と担当者、作成日時、更新日時の4つのフィールドから構成されるベースのモジュールが完成します。この後、[レイアウト・エディタ]の機能を使って、必要なフィールドを追加していけば、モジュールの完成となります。
この状態では、他のモジュールとの関連付けがされていません。例えば、この[Test]モジュールが[顧客企業]に紐づく情報だったとしてもその関連付けはVtigerCRMの標準機能では対応できません。
モジュール間の関連付けは①プログラムを開発するか②Extenisonを利用するかの2種類の対応方法があります。こちらに関しては別途紹介させていただきます。
残念なポイント
①[概要]タブと[詳細]タブの両方が作成されますが、[概要]タブと[詳細]タブは同じ内容になっていること。➁[履歴]タブが表示されないこと。この部分はソースをカスタマイズするしかありません。 弊社にご依頼いただければ格安でカスタムモジュールを作成させていただきます。