このサイトに辿り着いた方々はすでにVtigerCRMの事をご存じの方が多いかとは思いますが、今回は初見の方向けにVtigerCRMの機能をシステムメニューを元に整理していきたいと思います。

ユーザー向け機能

左メニューモジュール名内容
メニュー内共通    顧客企業顧客企業の情報を管理。
顧客担当者顧客企業に所属する顧客担当者の情報を管理。
SMS通知連携設定したSMSサービスのメッセージ履歴。
マーケティング見込客(リード)企業+担当者の情報を管理。名刺上から取得できるデータに近いイメージ。
キャンペーン展示会やセミナーなどマーケティング活動に関する情報を管理。期間・予算・実績情報など。
セールス商談SFAとしては商談情報として利用。SFA以外の場合は案件情報として活用するような使い方もあり。
見積見積情報の管理。
販売管理受注受注情報の管理。
請求請求情報の管理。
発注発注情報の管理。
仕入先仕入先の情報を管理。
価格台帳顧客別に適用する価格情報を管理。
商品商品情報の管理。見積・受注・請求・発注情報作成時に利用可能。
サービス商品以外のサービス、例えば設置サービスや保守サービスなどの情報を管理。 見積・受注・請求・発注情報作成時に利用可能。
サポート問合せ問合せ情報の管理。
FAQよくあるお問合せに関する情報を管理。
契約(サービス契約) 保証・保守などのサービスに関する契約の情報を管理。
納入商品ユーザーに納品した製品・サービスの情報を管理。
プロジェクトプロジェクトプロジェクトに関する情報を管理。
タスクプロジェクトに紐づくタスクを管理。
マイルストーン プロジェクト上のマイルストーンを管理。
ツールメールテンプレート メール配信用のひな型を作成・管理。
RssRssフィードの登録、閲覧。
お気に入りサイトサイトの登録、閲覧。
ごみ箱ごみ箱。
PBXマネージャー 連携設定したPBXサービスの通話履歴。
Mail Manager利用中のメール環境をVtigerCRMと接続しVtigerCRMのメール画面からメールの送受信、顧客への紐づけができる。
ドキュメント文書ファイルを管理する機能。各モジュールに紐づけることができる。
ダッシュボードシステムの既定のウィジェット、フィルターの情報などを画面に表示させる機能。
左メニュー以外予定表イベント(予定)、タスク(ToDo)に関する情報を管理。
カレンダー表示、リスト表示ができる。
レポート格納されたデータを使ってレポートを作成する機能。
リスト形式・グラフ形式の2種類の作成。
スケジュールによるメール配信もできる。

非常にたくさんの機能が存在しています。管理機能で簡単に機能のON・OFFができます。必要な機能だけに絞って運用を開始することができます。

赤マーカーのモジュールは初期の立ち上げ時から是非活用していただきたいモジュールです。まずは赤マーカー部分から使い始めて、残りのモジュールを徐々に利用していくのが成功への早道だと思います。

管理者向け機能

左メニュー機能内容
ユーザー管理ユーザユーザー情報の管理(詳細は別記事参照)。
ロール権限の管理(詳細は別記事参照)。
プロファイル権限パターンの管理 (詳細は別記事参照)。
共有アクセス基本的なアクセス権の設定 (詳細は別記事参照)。
グループユーザーグループの管理 (詳細は別記事参照)。
ログイン履歴ログイン履歴 (詳細は別記事参照)。
モジュール管理モジュール管理各モジュールのON・OFF設定。
レイアウト&項目モジュールのカスタマイズ機能 (詳細は別記事参照)。
レコード番号各モジュールのシステム連番の初期値設定。
オートメーション  WebフォームHPと連携としてデータを取り込む機能 (詳細は別記事参照)。
ジョブスケジューラー    バッチ処理で動いているジョブの管理 (詳細は別記事参照)。
ワークフローワークフロー機能 (詳細は別記事参照)。
構成企業の詳細システムを利用している企業の情報管理 (詳細は別記事参照)。
顧客ポータルカスタマーポータルの設定 (詳細は別記事参照)。
通貨通貨の設定 (詳細は別記事参照)。
送信メールサーバー送信用のメールサーバーの設定 (詳細は別記事参照)。
設定エディターリストの行数やドキュメントファイルの容量などの設定 (詳細は別記事参照)。
定義リスト定義リスト項目の管理 (詳細は別記事参照)。
定義リスト依存関係連結型の定義リスト項目の管理 (詳細は別記事参照)。
メニューエディターユーザー向けの左メニューの設定。
マーケティング&セールスリード変換データマッピングリードデータを変換する時のフィールドのマッピング設定。
商談からのプロジェクト作成       商談データからプロジェクトデータを作成する時のフィールドのマッピング設定。
販売管理課税管理 (詳細は別記事参照)。
諸条件見積・受注・請求・発注情報に表示できる諸条件のデフォルト値の設定。
私の設定My Preferences各ユーザー個人の設定 (詳細は別記事参照)。
Calendar Settingsカレンダー関連の設定 (詳細は別記事参照)。
私のタグ各データに付けることができるタグの設定。
インテグレーションPBXManager電話サービスとの連携設定。
拡張機能Extensionストアエクステションを購入ができるストア機能。
GoogleGoogleとの同期設定。
他の設定メールコンバーター受信メールをトラッキングしてデータを作成する機能 (詳細は別記事参照)。

管理機能関連については別の記事で詳述しているものもあります。そちらで詳細をご確認ください。

最後に

VtigerCRMの存在を初めて知った時、OSSなのに商用版に引けをとらない機能があったため、大変驚いたことを思い出します。確かに、各機能の深さはセールスフォースには敵いませんがカバーしている機能範囲は統合型のCRMとして十分な機能を有していると思います。

是非、活用してみてください。課題、問題が発生しましたら弊社でサポートさせていただきます!