Mauticを使ったリードへのアプローチは主にメールになります。

メールマガジン、新製品案内、セミナーの告知などです。キャンペーンでステップメールの配信を設定することで、リードの反応に沿ったアプローチを行うことができるようになります。

今回はメールの作成方法について解説していきたいと思います。

メールの作成方法

左メニューの[チャネル]>[メール]を開きます。登録されているメールの一覧が表示されます。

右上の[+新規]をクリックします。

メールの種類の選択画面で種類を選択します。今回は、キャンペーンを使って送信するメールマガジンを作成するので[新規メールテンプレート]を選択します。

[新規のセグメントメール]は別記事で解説した[セグメント]を対象に送信するメールになります。

新規メールテンプレートの画面では、[9個のデザインテンプレート]+[ブランクのテンプレート]+[コード]の11種類から選択することができます。

作成の流れは以下になります。

(1)上図の右側の基本設定

(2)テーマのタブで、利用するテーマを選択し[ビルダー]でテンプレートを作成

(3)詳細設定のタブで、メール送信に関する設定

以上になります。

基本設定

設定項目内容
件名メールの件名
登録名一覧表示で表示されるメールの設定名称
カテゴリー任意
言語デフォルト値の英語で問題なし
次の翻訳未設定で可
公開送信に使える、使えないの設定
公開(日/時)送信に利用できる日時の設定
公開取り消し(日/時)送信で使えなくする日時の設定
購読解除のフィードバックフォームメール内に設置した[購読解除]ボタンを押したときに表示されるフォームを指定可能

赤マーカーの項目のみが必須です。他の項目は未設定でも送信には問題ありません。

テンプレートの作成

9つのデザインテンプレートがありますが今回はそれを使わずまっさら状態からの作成方法を解説します。

テーマのところで[Blank]を選択し、右上の[ビルダー]をクリックします。

ビルダーの基本的な使い方

CMSなどのブロックエディターに近い感じの操作方法で作っていきます。

[Blank]のテーマには、あらかじめ、セクションタイプが1列で、スロットの[テキスト]が配置されています。

セクションタイプはメール文面の列表示パターンを設定します。最初は1列、その後、2列の場合は、右側のセクションタイプから、[1列][2列]の順番で左側のデザイン面の部分にドラッグ&ドロップしてください。

次に各セクションに必要な要素(スロット)をドラッグ&ドロップで配置します。

イメージはこんな感じです。

修正したい[スロット]を選択し、右側の設定の[スロットをカスタマイズする]のエリアで修正や設定を行います。

使用できるスロットを整理します。

スロット内容
テキストテキスト
画像画像
画像カード画像と短いコメント
画像+注釈画像+注釈
ボタンボタン
SNSフォローFacebookとTwitterのアイコン
コードモードhtmlのコード
セパレーターセパレーター
ダイナミックコンテンツMauticのダイナミックコンテンツを表示

セクションで列構成を決め、該当のセクションの中にスロットを挿入し、各要素にテキストを入力し、色を設定し、画像のアップロードなどを行ってコンテンツを作成することになります。

変数の設定

会社名やリードの氏名など、DB項目からデータを表示させる方法は以下になります。

表示させるスロット[テキスト]を選択し、[スロットをカスタマイズする]に変数を入力します。

”{”記号を入力し、値を入力すると候補が表示されますので必要なものを選択してください。

例えば、”{c”と入力すると以下のようになります。

画像のアップロード

画像の設定は初期値がリンクの設定になっています。メニューの左端の左右矢印のマークをクリックするとアップロードのモードに変更されます。

購読解除の設定

購読解除の設定は必須です。

Mauticでは購読解除用の変数が設定されているのでその変数を設定するだけです。

{unsubscribe_text}  → 購読解除文

{webview_text} → メールをブラウザ表示させる文

この二つの変数を該当のテキストスロットに設定してください。

実際のメールでは以下のように表示されます。

こちらの日本語文面は、Mauticの設定(詳細は別記事参照)のメール設定で設定します。

設定の概要は以上になります。

少々癖もあるので最初は戸惑うところもあると思います。習うより慣れろということで実際にいろいろと試行錯誤しながら作ってみるのが良いかと思います。

メール送信の設定

詳細設定タブで、メールの配信関連の設定を行います。

設定内容は以下になります。

項目内容
送信者名送信者の名前
送信元メールアドレス送信元のメールアドレス
返信先メールアドレス返信先のメールアドレス
※送信元と同じ場合は空白
BCCへ設定するメールアドレスBCCへ設定するメールアドレス
添付登録されているアセットから選択

以上が新規作成の方法になります。割愛したパラメータがありますが今回解説した内容で問題なく配信用のメールの作成はできますのでご安心ください。

メールの配信結果確認

一覧画面の該当メールの統計情報欄で数値が確認できます。

①黄色 配信数

➁緑色 開封数

➂青色 開封率

それぞれクリックすると、該当のコンタクトのリストが表示されます。

また、名称をクリックすると以下の画面が表示されます。

トータルの統計情報が確認できます。

下部の[クリック数]タブには、メール本文内にURLがあった場合、そのURLのクリック数を表示します。

最後に

かなり長くなりましたがいかがでしたでしょうか。

ビルダーの操作に少し癖がありますが、そこをクリアできれば比較的に簡単に作成できると思います。

がんばってトライしてみてください!