カスタマーサポートなどの部署で保守対応を行うときに便利なモジュールが、サービス契約です。
[サービス契約]の概要
[(サービス)契約]というモジュールは保守契約などの情報を管理するために利用します。
特徴としては、
- サービスの提供単位(例えば、インシデント、時間など)を設定できる
- サービスの総量を登録できる
- サービスの消化状況を登録できる
- [問合せ]モジュールと関連付けされている
以上のような特徴から以下のような活用が可能となります。
(例)サポートセンターでの利用
- お客様から問合せが入る。
- サポート担当者は顧客情報を検索し[サービス契約]の有無、サービスの[使用単位](残状況)を確認する。
- [問合せ]を作成し、[サービス契約]を紐づけ、対応を開始する。
- 対応が完了した後、[サービス契約]の[使用単位]に加算する。 → 残状況を更新
このように保守契約の内容、状況を確認しながらサポートサービスを提供できるようになります。VtigerCRMの特徴であるシングルビューのおかげで関連するデータに素早くアクセスできるため対応スピードの向上も望めます。
画面
[合計単位]がサービスの総量、[追跡単位]がサービスの提供単位、[使用単位]が使用状況になります。
わかりやすくするために[システム情報]のブロックは管理人が作成しました。システムによって自動採番・自動更新されるものをまとめています。
前述の例で説明しますと、サポート担当が[問合せ]を完了した後、[使用単位]を更新すると、[システム情報]の[進捗度(%)]が消化状況に応じて更新されます。他にも、[計画の期間]、[実際の期間]、[終了日]も状況によって自動更新されます。
次回の問合せ時に[サービス契約]を確認することで保守サービスの残状況や期間などを正しく確認することができるようになります。
VtigerCRMでは定義リスト値の変更やフィールドの追加が簡単にできるため自社のサービスモデルに合わせて変更することで[問合せ]プロセスの効率化が可能となります。
以上になります。
(参考)
[問合せ]情報の[サービス契約]のタブを開いた例