先日社内のある業務をRPAで処理しました。

ある意味当たり前の結果だったのですがRPAはやはり凄かった!

その内容を簡単にご紹介いたします。

今回、RPAの対象となったのはAPIでデータ連携できない古いWebサービスからデータを取り出すという処理でした。

処理の流れは以下のような流れです。

  1. EXCELの台帳を開き、検索用のキー情報をコピー
  2. Webサービスの検索窓に、上記のデータをペーストし、検索を実行
  3. Webサービス上に表示された情報をEXCELの台帳に転記

処理としてはいたってシンプルな処理です。しかし、データが全部で6,000件あります。APIを開発するにも費用がかかります。

また、この作業を人間がマニュアルで実行すると、

6,000件×10秒/3600秒≒17時間

休憩時間などを考慮すると2日は必要です。

単調な作業になるので担当者のストレスも高いでしょうし、転記ミスやコピペミスなどのミスの可能性も高いと思われます。

そこでRPAの出番です。

フローの作成に3時間ほどかかりましたが、無事に処理が開始され、RPAはもくもくと処理をこなし、翌朝には完了していました。

RPAでの処理実績は、

6,000件×6秒/3600秒=10時間

フローの作成時間を加味すると合計13時間です。

人間が実施する作業工数という意味では、17時間が3時間で済みました。当然、転記などのミスは基本的には発生しません。

ちなみにフローの作成に3時間かかったのは検索結果のデータをRPA上で加工処理する必要があり、その部分の処理方法を調査した時間が含まれています。PADに慣れた人であれば1時間もかからずフローの作成ができたと思われます。

マイクロソフトのPower Automate DesktopはWindows10、Windows11ユーザーでは無料で利用できます。使わない手はないです。いやむしろ絶対活用すべきだと感じた次第です。

以上になります。