特定電子メール法に抵触しないように企業からコンタクトに対する送信メールには必ずメールの配信をコンタクトの意思でいつでも停止できるように[購読解除]の仕組みを設ける必要があります。
Mauiticにも用意されています([メールを作成]の記事参照ください)。
Mauticの[購読解除]の仕組みを使った場合、[購読解除]登録したコンタクトには全てのメールが配信できなくなります。コンタクトの属性情報として、メール配信停止フラグが立ち、メールの配信対象者から必ず除外されるからです。
この場合、運用上問題が出るケースがあります。
例えば、お知らせメールとメールマガジンの2種類を送付していたとします。あるコンタクトは、メールマガジンだけは読まないため[配信解除]を行いました。このコンタクトは全てのメール配信の対象外となってしまうため必要なお知らせメールの配信がされなくなります。
今回は、メールのコンテンツ別に送信除外を行う方法をご紹介したいと思います。
処理方法
処理の流れ
大まかな処理のイメージが下記になります。
考え方としては[購読解除]を行ったコンタクトに対して[タグ]付けを行い、その[タグ]を使ってセグメントから除外するという方法です。その[タグ]付けを行うために[キャンペーン][ランディングページ][フォーム]を活用して仕掛けを作成します。

大まかな処理の流れは以下の通りです。
- コンタクトがメール内の[購読解除]をクリック
- LP機能で作成した[購読解除再確認ページ]にリンク
- [購読解除再確認ページ]内に埋め込んだ[フォーム]にコンタクトが[解除]を登録
- キャンペーンが起動しコンタクトに[購読解除]タグを付加
- セグメントの更新時に配信対象者から除外
- 次回のメール配信時には該当のコンタクトは配信対象者から除外されメールが配信
[ランディングページ]機能はコンタクトがアクセスできるWebページを作成することが出来るため本来のLPとは違う用途で活用しています。
作成・設定する必要があるもの
項目 | 内容 |
---|---|
ランディングページ | 購読解除の再確認用ページ |
フォーム | 購読解除の登録フォーム |
タグ | ~メール購読解除タグ |
セグメント | 購読解除タグがあるコンタクトの除外設定 |
キャンペーン | 購読解除処理を行うキャンペーン |
手順を全て書き起こしたい所ではありますがかなり長くなるので今回は割愛させていただきます。ご質問がございましたら気軽にお問合せください。
今回の仕掛けは今まで記事の中で解説してきた[キャンペーン][フォーム][タグ][セグメント]と[ランディングページ](未解説)などを総動員して設定することになります。みなさんもぜひ復習を兼ねて設定してみてください。
以上になります。