以前の記事(オープンソース、最初のハードル => サーバー環境)でサーバー環境について書かせていただきました。そこで今回は、具体的にレンタルサーバーを契約しサーバー環境を準備するプロセスをご紹介します。
今回はアメリカのFastComet社のサービスを例にします。
アメリカの会社ということでサポートは英語のみですが月額数百円にも関わらず非常に手厚いサポートをしていただけるサービスです。他にも自動のアプリケーションインストール機能やFreeSSLなど非常に良いサービスが充実しているのでお勧めです。
契約から環境構築までの大まかな流れ
- アカウント情報の入力
- 利用サービスの選択
- 支払い方法の設定
- 契約ボタンをポチ!
基本これだけです。決済が完了すると今回対象のツールを動かすためのサーバ環境が自動的に作成されます。その後の流れは以下となります。
- ツールのインストール
- ツールの初期設定
- ツールの利用開始
Fast Cloudを例に画面イメージ付きで流れをご紹介
まずはサイトにアクセスします。 https://www.fastcomet.com/
赤枠の【START NOW】ボタンを押します。
赤枠の【GET STARTED】を押します。ひとまず一番安価なコースを選択します(利用内容に応じて上位のサービスに簡単にスケールアップできます)。
今回構築するMAやCRMツールのためのドメインを作成します。任意のドメインを入力するとそのドメインがすでに使われているかどうかと利用できるドメインの種類と金額を提示してくれますのでその中から適切なものを選択しましょう。
また既にドメインを取得している場合は、[I already Have a domain]を選択すればOKです。
確定したら、【USE THIS DOMAIN】を押します。
ちなみにドメインの維持コストは年間数百円から数千円になります。インターネット上に存在するサイトになりますのでセキュリティ環境を整える意味でもドメインは必須となります。
アカウント情報を入力してください。
サービスプランとオプションを画面通りに選択してください。Planは一番安い【Fast Cloud】、サーバのロケーションは【Tokyo】、契約期間は【12か月】(割引が適用されます)。オプションは、デフォルトでチェックが入っているものだけでいったん良いかと思います(これは先ほど指定したドメイン関連の費用になります)。その他のオプションは今回作成するサーバ上でWebサイトを作成する場合につけるものになります。
最後に支払い関連の情報を入力します。クレジットカード番号の入力に抵抗感がある方はPayPalで支払いができますのでそちらを選択するのが良いかと思います。合計金額を確認し、【I confirm~】にチェックを入れ【COMPLETE ORDER】ボタンを押せば契約完了です。
先ほどアカウント情報のところで登録したメールアドレス宛に支払いが完了した旨とサーバへのログイン情報が記載されたメールが配信されます。
これでサーバ環境の利用開始の準備が整いました。
では実際のサーバ環境にログインしてみましょう。
こちらがサーバ管理ツールのcPanelのログイン画面です。ユーザ名とパスワードには契約完了後に届くメールに記載された情報を入力しログインします。
こちらがサーバの管理機能【cPanel】のメニュー画面です。【cPanel】を利用することでサーバの知識が無くてもサーバを操作できるようになります。ちなみに【cPanel】そのものはFast Comet社以外にも多くのホスティングサービスを行っている会社で採用されています(Z.comでも採用)。ほぼデファクトと呼んでいいサーバ管理ツールになっています。
少々長くなりましたがサーバ環境の構築に関するご説明は以上となります。
次回は、cPanelから実際のアプリケーションをインストール方法をご紹介します。