前回作成したレンタルサーバー上にVtigerやMauiticをインストールしていきましょう!
アプリケーションのインストール方法
前回作成したレンタルサーバー上にはVtigerやMauticをインストールするために必要なLAMP環境(以前の記事参照)が既に構築されています。
以上を前提にレンタルサーバー上では以下の2種類の方法でインストールが可能です。
手動でインストールする場合
手動でインストール場合は以下の手順になります。
①MySQL上に各アプリケーションで利用するDBを作成する。
②各アプリケーションのパッケージ(プログラムファイル)をサーバー上に配置する。
③各アプリケーションのインストールを実施する。
レンタルサーバー上ではCpanelというサーバー管理ソフトが使えるため、これらの作業も手順を確認し操作できれば比較的容易に実施することはできます。
今回はより簡単な自動インストールをご紹介します。
自動でインストールする場合
レンタルサーバーサービスでは[Softaculous]のアプリケーション自動インストール機能を利用することができます。
以下はCpanelのメニューの一部です。赤点線枠が[SoftacuLous]のメニュー部分です。
VtigerやMautic以外にも多くのOSSアプリケーションのインストールが自動化されています。
では実際に自動でインストールしてみましょう!
メニューのカテゴリからERPをクリックします。
VtigerCRMはERPにカテゴライズされています。恐らく、見積、受注、請求、発注などの機能が含まれているからだと思われます。
ERPにカテゴライズされたソフトウェアの一覧が出てきます。
一覧の中からVtigerを探し、[インストール]ボタンをクリックします。
必要なパラメータはサーバーの構成を前提に自動的に設定されています。
以下にポイントを説明しておきます。
①インストール先のディレクトリ
デフォルトは[vtiger]で設定されていますので、任意の名称に変更しましょう。ここで設定した値がシステムへのアクセスURLになります。
②管理者のパスワード(Admin password)はデフォルトが[pass]になっていますので、修正は必須ですね。
③管理者のEメールアドレスはデフォルトが[admin@ドメイン名]になっています。色んな局面で管理者にメールが送信されますので、運用で実際に利用するメールアドレスに変更してください。
④残念ながら言語に関しては日本語がサポートされていないので、デフォルトの英語のままで。。。
設定の変更等が終わりましたら[インストール]ボタンをクリックしてください。
これでインストールは完了です。
管理者URLをクリックしてみましょう。
インストール時に設定した、ユーザは[admin]、パスワードを入力し、[Sign in]ボタンを押してください。
右上の[Select All]にチェックを入れて、下段にある[Next]ボタンをクリックしてください。
通貨、日付形式などアカウントに依存する設定画面が出ますので設定を行います。日本国内で利用する場合は以下の設定になるかと思います(こちらの設定はいつでも変更可能です)。
[Get Started]ボタンをクリックします。
以上で、Vtigerのインストールと管理者アカウントの初期設定が終了となります。
では、Mauticの方は?
Vtigerと同じ手順でインストールが可能です。
Mauticは[Softaculous]のカテゴリの[その他]の中にあります。
いかがでしたでしょうか?
レンタルサーバーのサービスを利用することで非常に簡単にインストールが出来ることをご理解いただけたと思います。