過去の記事ではVtigerCRMのコンソールを使った新規モジュールの作成方法や簡単なプログラムで作成するモジュール間のリンクをご紹介してきましたが、カスタムモジュールを作成できるエクステションを発見いたしましたのでご紹介させていただきます。
なお、エクステションの利用に関しては自己責任となります。あらかじめテスト環境等でテストした後、利用するようにしてください。
エクステションの入手
インドのTechnokrafts Labs Pvt社から無料で入手が可能です。
VtigerCRMのバージョンを選択し、[買い物]カゴに入れて、最後に氏名、メールアドレスなどを入力することで[ダウンロード]が可能になります。
また説明資料もVtigerCRMのバージョン別に完備されています。
説明資料では、ダウンロードしたエクステションのインストール方法から、新規のモジュールの作成方法までが記載されています。非常に簡単な設定と手順で新規作成が可能になっています。
操作方法はTechnokrafts Labs Pvt社の操作マニュアルをご確認ください。
※不明点がございましたらご連絡ください。こちらでわかる範囲はご回答させていただきます。
特長と問題点
consoleより良い点
(1)新規作成時にコマンドを操作する必要がないこと。
(2)標準の言語ファイルが作成されること。
consoleで作成した場合、言語ファイルが作成されません。このエクステションで作成した場合、標準言語の言語ファイルも作成されます。作成された英語版の言語ファイルをコピーすることで日本語の言語ファイルを簡単に作成することができます。
(3)多対多のモジュール間の紐づけが設定で作成できること。
残念な点
(1)consoleで作成したものと同様に[概要]タブと[詳細]タブが同じ内容であること。
(2)VtigerCRMの良い点である[履歴]タブが無いこと。
(3)標準のモジュールにはある[コメント][予定/タスク][ドキュメント]のウィジェットが無いこと。
(4)[コメント][予定/タスク]の紐づけができないこと。
(5)1対多、1対1のモジュールの関連付けができないこと。
以上になります。
なお、このエクステションはVtigerCRMのコミュニティーの中でも紹介されています。
https://discussions.vtiger.com/discussion/184830/module-maker-for-vtiger-7-0
以上になります。