VtigerCRMのワークフローやメールコンバーター(メールスキャナー)機能は、スケジューラー機能によって定期的に実行されています。

このスケジューラー機能は、サーバー上でCRONを設定することで実行されます。

今回はサーバーのCRONの設定とスケジューラー機能について解説していきます。

CRONの設定

サーバー上に以下のCRONを設定してください。

VtigerCRMをインストールしたディレクトリの中のcronの下にあるvtigercron.shというシェルスクリプトを定期実行させることになります。実行タイミングは5分間隔がベストです。

sh /home/[VtigerCRMインストールディレクトリ]/cron/vtigercron.sh

以前ご紹介したsoftculasでインストールする場合は以下のような画面が表示されますのでそこで設定も可能です。

図の赤枠内で、分を5分に設定していただければOKです。

スケジューラーについて

管理者画面の左メニューからジョブスケジューラーを選択します。

以下の6つが設定されています。

ジョブスケジューラー内容
Workflowワークフローの処理(間隔:15分間)
RecurringInvoice繰り返し請求の処理(間隔:12時間)
SendReminder予定などのリマインダーの処理(間隔: 15分間 )
MailScannerメールコンバーターの処理(間隔: 15分間 )
Scheduled Importスケジュールインポートの処理(間隔: 15分間 )
ScheduleReportsスケジュールレポートの処理(間隔: 15分間 )

行頭の鉛筆マークをクリックすることで間隔を設定することができます。

ミニマムの周期は15分単位になります。

ワークフローを使ってメールを送信することができますが、ジョブスケジューラーが15分間隔で起動しているため、メールは即時送信されません。ワークフローのメールが届かない場合は最低でも15分待ってから確認してください。